関西の方にはなじみがある『十日戎』ですが、有名なのが大阪にある今宮戎神社ですね。
関西では、親しみをこめて『えべっさん』と呼ばれています。
『商売繁盛で笹持ってこい!』という掛け声は関西人ならよく知っているのではないでしょうか。
開催期間中は100万人もの人が訪れるという、そんな今宮戎神社の『えべっさん』について紹介します。
今宮戎神社の十日戎2018年の日程と時間は?
今宮戎神社では、毎年1月9日から11日までの3日間行われ、関東で言うところの酉の市といったところで、縁起物の福笹などを買いに来る人達で賑わいます。
1月9日 『宵えびす』
前夜祭という位置づけで、9日の午前0時から福笹の授与・祈祷が行われます。
10日 『本えびす』
宝恵駕(ほえかご)と呼ばれるカゴに有名人や芸妓さんと福娘が乗って、難波や心斎橋をまわり、とても盛り上がります。
この行列は、12時頃神社に到着します。
11日 『残り福』
最後の残り福をいただく日で、福笹の授与も24時で終了します。
縁起物を値切って買いたい方は、残り福がおすすめです。
という事で、この3日間は24時間ずっと開催されているんです。
笹は、孟宗竹の枝で「節目正しく真っ直ぐに伸び」「弾力があって折れない」「葉が落ちず常に青々と茂る」といった特徴から、家運隆昌・商売繁盛の吉兆(縁起物)を付ける笹の事です。
今宮戎神社の十日戎では、この福笹は無料で配られますが、福笹だけを持って帰るのではなく、この福笹に吉兆を付けて持ち帰り、ご利益があるとされています。
今宮戎神社の十日戎の場所は?
では、今宮戎神社の場所を確認しましょう。
<住所>
大阪府大阪市浪速区恵比須西1丁目6-10
地下鉄御堂筋線「大国町」駅3番出口から東へ歩いて5分
地下鉄堺筋線「恵比須町」駅5番出口から西へ歩いて5分
阪堺線「恵比須町」駅西へ歩いて5分
南海高野線「今宮戎」駅下車すぐ
JR新今宮駅北へ歩いて10分
また、難波駅からずっと屋台が出ていますので、難波駅から歩いて向かう方もいらっしゃいます。
のんびり屋台を見ながら歩いても20分程で着くと思います。
車で行かれる場合は、専用駐車場はありませんので、周辺の有料駐車場に駐車しましょう。
ただし、当日はかなりの混雑になる事と、大阪の繁華街、難波に近い事もあり、近くの駐車場を確保するのは難しいと思いますので、ここは公共の交通機関をおすすめします。
今宮戎神社の十日戎で福娘に会える?
今宮戎神社では、「福娘」と呼ばれる女性が毎年選出されます。
「福娘」とは、験担ぎに来る参拝者との少しのやりとりで「良い年になりそう」という気分に浸ってもらうのが役目で、2018年のえべっさんで奉仕する福娘は、40人が選ばれ、11月25日にお披露目される予定です。
この「福娘」は、お揃いの着物の上に千早を着用し、頭には金の烏帽子を付けて十日戎の3日間、朝9時から夜の9時まで神社授与所で笹の授与を行います。
10日には、宝恵駕行列にも参加予定ですので、福娘に会いたい方は、この時間帯を狙うといいですね。
余談ですが、この福娘に選ばれると、関西では最強の肩書になります。
関西のアナウンサーの方にも、この福娘を経験されている方も多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
十日戎というと、商売繁盛を祈願して、商売をされている方が行くものと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、商売繁盛のほかにも交通安全や家内安全を願い、多くの人が訪れます。
金色の飾りが所狭しと並んでいる屋台を見るだけでもご利益がありそうな気がしてきますよ。
ちなみに2017年に訪れた時は、なんとふくろうを散歩されている方に遭遇して、さらにご利益をいただいたような気分になりました!
お近くの方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。