寒い時期になるとさまざまな病気が流行りますね。
特に怖いのがノロウイルスです。
幼稚園や保育園、小学校など集団生活をしていると、集団感染の恐れも。
今回はお子さんがノロウイルスに感染した場合、早急に対処出来るように、どんな症状かご紹介します。
子どもがノロウイルスに感染したらどんな症状?
幼児がノロウイルスに感染した場合、まずは微熱が出ます。
この時点で、ノロウイルスを疑うのは難しいでしょう。
次第に、チクチクとした腹痛や下痢、嘔吐、吐き気といった症状があらわれます。
この時の下痢は、通常の下痢とは見た目や臭いがまったく違いますので、お子さんがトイレに行った際にしっかり確認しておきましょう。
まず色は、白~淡い黄色で、お米のとぎ汁のような下痢という表現で例えられる事が多いです。
また、臭いは鼻にツンとくる酸っぱい感じの臭いが特徴です。
こんな下痢の場合は、便にウイルスが潜伏していますので、トイレに飛び散らないようにフタをしてから流すようにしましょう。
そして、嘔吐からノロウイルスの症状が出るケースもあります。
最初の6時間ほどに最も強く症状が出て、ひどい場合は1日で10回以上も嘔吐を繰り返す事もあります。
発熱は、ほとんどの場合が38度以下の微熱で、39度を超えるような高熱になる事は少ないです。
子どもはがノロウイルスに感染した場合、大人よりも回復が遅く、嘔吐の症状が出る事が多いのが特徴です。
子どもがノロウイルスに感染したら食事はどうする?
お子さんがノロウイルスに感染した場合、特に注意が必要なのが、脱水症状です。
水分補給をしっかりする事が重要ですが、嘔吐している場合には、胃腸に負担がかからないように、牛乳などではなく、経口補水液やスポーツドリンクを10CC程度をこまめに飲ませるようにしましょう。
この時の注意点は、必ず常温で飲ませましょう。冷えた飲み物は、弱っている胃腸に負担となってしまいます。
何か食べさせたいと思う親御さんの気持ちも分かりますが、症状がひどい場合は無理に食べさせる必要はないでしょう。
食事を摂らない事によって、無駄な嘔吐や下痢による体力消耗を防げますし、胃腸にも負担をかけずにすみます。
吐き気が収まってきて、食事を欲しがっても、急にたくさん食べさせないで下さい。
急にたくさん食事をすると、胃腸に大きな負担となってしまいます。
また、果物を食べる場合は、柑橘系のものは吐き気がする場合があるので避けましょう。
回復してきたら、おかゆや軟らかく煮たうどんなどを食べさせてあげて下さい。
子どもがノロウイルスに感染したら親は出勤停止?
ノロウイルスは感染力の強いウイルスですので、看病していた家族が次々と感染してしまうケースもありますので、感染予防には十分注意が必要です。
学校保健法では出席停止対象の病気とはなっていないので、大人でも出勤停止になるとは限りませんが、まずは上司に報告して相談するようにしましょう。
会社によっては、ノロウイルスやインフルエンザなどの感染症に対して、企業防衛のために社内マニュアルで取り決めていることも多くなっているので、それに従って判断するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子どもが嘔吐や下痢で苦しむ姿を見るのは、本当につらいですね。
ノロウイルスの感染力は非常に強いので、しっかりと知識をつけておきたいですね。
是非参考にしてみて下さい。