日本最大のカルスト台地として有名な山口県の秋吉台で行われている「秋吉台山焼き」はご存知でしょうか。
こちらの山焼きは1500ヘクタールもある日本最大規模の野焼きの祭典で、毎年多くの地元の方や観光客で賑わいます。
地元の方は、この山焼きの時期が来ると春の訪れを感じるそうです。
今回は、そんな壮大な秋吉台の山焼きをご紹介します。
秋吉台山焼き2018年情報
山焼きとは、600年以上前から続いている伝統的な行事で、広大なカルスト台地が煌々と燃えている風景はまさに圧巻です。
毎年地元の方やボランティアの方々が火入れを行います。
山焼きの目的は、毎年雑草などを焼いて新しい芽を育てて、秋吉台の草原が森林化するのを防ぐために行われています。
◆開催日時:2018年2月18日(日) 9:30~
毎年2月の第3日曜日に行われています。
※雨天等悪天候の場合は、2月25日(土)以降に順延
◆開催場所:山口県美祢市秋芳町秋吉台字台山(秋吉台)
開催場所は秋吉台ですが、当日は秋吉台には入ることが出来ません。
山焼きは「秋吉台カルスト展望台」から見ることが出来ます。
◆行き方
車で行く場合・・・小郡萩道路秋吉台ICから車で10分
電車で行く場合・・・JR新山口駅からバス「秋芳洞バスセンター」で下車後、徒歩20分
・当日の風向きなど、天候次第では開催日が延期される可能性もありますので、行かれる前に関連サイトにて開催情報をチェックされることをおすすめします。
※2016年は天候不良で4回延期されています。
・開催日は、朝8:00から山焼き終了までカルスト展望台周辺やカルストロードは車両通行止めとなりますのでご注意下さい。
・野焼きが始まるとすごい煙に覆われますので、目が痛くなることも想定しておいた方がいいでしょう。
また、衣類にニオイもつきますのでご注意下さい。
秋吉台山焼きは夜の野火の祭典
実は、秋吉台の山焼きでは、夜の部もあるんです。
夜の野火の祭典では、夜19:00から秋吉台カルスト展望台前から若竹山にかけて30ヘクタール程の場所を野焼きします。
昼間のダイナミックな山焼きとは全くイメージが違い、野火の祭典では雰囲気のある山焼きが堪能できます。
さらに剣山には、直径50メートルにもなる火文字が闇の中に浮かびあがり、足元には竹灯篭が明かりを灯していて、とても幻想的な空間が広がっています。
そして、この夜の山焼きが行われている中、花火も上がります。
数十発ですが、冬の夜空に花火が上がるのを見る事が出来るのは、貴重な機会ですよね。
夜の野火の祭典は、別の日に行われる年もありますので、事前に確認してからお出かけ下さい。
秋吉台山焼きに行くなら駐車場は?
秋吉台の山焼きの駐車場についてご紹介します。
周辺には秋吉台カルスト展望台の駐車場と秋芳洞のエレベーター近くの駐車場の2カ所が無料駐車場となっていて1000台収容可能です。
もしこの2カ所に駐車出来ない場合は、他にもいくつか駐車場がありますが、20分程度歩く事になりますし、通行止めになる区間もありますので、早めに到着するようにしましょう。
また、山に登るための道路は、一本道で渋滞になると抜け道などはありません。
ガソリンの補給やトイレなど事前に済ませておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一斉に放たれた火は5メートルにもなり、炎が燃え上がる風景はとても見応えがあります。
また、焼けた跡の真っ黒な大地とのコントラストがまた見物ですよ。
周辺にはそれほど数は多くないですが、屋台も並んでいますので家族で楽しめる行事だと思います。
夜の野火の祭典に行かれる際には、防寒対策をしっかりしてからお出かけ下さいね。