黄砂の飛散時期はいつまで?2018年予報とアレルギーの対処方法は?

毎年春になると、黄砂がやって来ますが、黄砂ってただの砂が飛んできているだけではないんです。
濃度が濃いと景色がぼやけて見える事がありますが、砂と一緒にPM2.5も飛んできていて、春の風物詩とのんきに眺めているわけにもいかない事態になってきています。
そこで今回は、黄砂の飛散時期とアレルギーとの関係などをご紹介します。

黄砂の飛散時期はいつまで?

黄砂は、大陸からゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの東アジアの砂漠域や、黄土地帯から強風で舞い上がった黄砂粒子が偏西風によって日本へ運ばれてきます。
この黄砂粒子は数マイクロメートルと以下でとても小さく、髪の毛の断面の約40分の1、なんと赤血球よりも小さいんです。

小さいからこそ海を渡って日本まで飛んで来るんですね。
更には日本だけに留まらず、太平洋を越えて北米まで飛んだ黄砂もあるそうです。

そんな黄砂が日本にやって来る時期は、実は一年中です!
どんな時期でも飛んできているのですが、9割は2月から5月に集中しています。
この時期に集中しているのは、春になると気候や気圧の変動が大きく、偏西風が吹くためです。
中でもピークは、黄砂が飛散する条件が整う4月です。

一方、夏から秋になると、雨の量が増えて黄砂が舞い上がりにくくなります。
冬の時期には風が弱く、地域によっては雪に覆われて砂が舞い上がりにくくなっているため、春に比べると少なくなります。

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黄砂の飛散時期2018年予報!

黄砂は九州地方や中国地方、関西地方は中国に近い事もあり、黄砂の影響を受けやすくなります。

気象庁のデータによると、黄砂が観測された日はこの数年、年間で20日程です。
最も多い4月には平均で9日、3月は7日程度です。
2014年は10日、2015年は18日、2016年は11日間でした。
そして2017年は5月に3日観測されましたが、ピークとされる4月の観測日数は、ゴビ砂漠などの砂嵐が少なかったため、0日でした。
このデータを見ると減少傾向にあるようにみえますが、気候に左右されるため年々変動が大きく、長期的な予測は難しくなっています。

黄砂アレルギーの対処方法は?

黄砂は元々砂の粒子ですが、そこに付着するPM2.5などの大気汚染物質や細菌が、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系に害を及ぼしたり、目のかゆみが起こったりする事がありますので、注意が必要です。
黄砂アレルギーと言われていますが、黄砂はアレルギーの原因であるアレルゲンではなく、刺激物質です。
花粉症と似たような症状が現れますので、花粉症と区別がつきにくいですが、黄砂が飛来する時期にアレルギー症状が出るようなら、黄砂アレルギーの可能性があります。

黄砂アレルギー用の薬はありませんので、症状が出た場合には対処療法になります。
黄砂アレルギーを引き起こさないためには、身体に黄砂が入らないように対策をする事がポイントです。
マスクをするのが一番効果的ですが、黄砂はとても細かいので花粉を防ぐためのマスクでは黄砂がすり抜けてしまう事も。
PM2.5対策用のマスクやメガネがおすすめです。

また、黄砂の飛来している日は、洗濯物に付着させないため、屋外に干さないようにしましょう。
外出から帰った時にも室内に入る前に衣服を払って黄砂を持ち込まないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
黄砂はとても小さいのでなかなか目に見えず、車のフロントガラスに積もっているのをみて初めて気づくかもしれませんが、やっかいなPM2.5なども付着しているので、対策が必要です。
私も黄砂が飛散する時期になると、喉の調子が悪くなる事もあり、なるべく吸い込まないようにマスクを付けています。
つらい思いをする前に、しっかり予防をして快適に過ごして下さいね。

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